パラオ、ジェリーフィッシュレイクでクラゲと遊泳
ジェリーフィッシュレイクとは? ジェリーフィッシュはクラゲという意味で「クラゲの湖」。パラオのシュノーケリングスポットとして知られている湖です。
海水と淡水が混ざった汽水湖のこのジェリーフィッシュレイク。世界中探しても珍しい湖には、数万から数百万のクラゲが生息しています。
ところが、数年前にジェリーフィッシュレイク内のクラゲが激減して、絶滅の危機に陥り一時閉鎖されました。
【クラゲ激減の経緯】
2016年年明けからパラオは、エルニーニョの影響で気象観測開始以来の記録的な少雨に見舞われました。ジェリーフィッシュレイクの水温や塩分濃度など水中の環境や生態系に変化をもたらし、湖に生息するクラゲの数の急激な減少という影響を与えました。
2018年6月頃から湖の環境が回復し再び姿を現し始め、少しずつ個体数を増やしてきて、2018年11月頃からツアーが再開。
パラオへは何度もダイビングで行っていましたが、数年前にジェリーフィッシュレイクのクラゲが絶滅したと聞き、一度は行っておけば良かった。と、後悔しました。そこで、今回はクラゲたちを一度は写真に撮っておきたくて行ってみました。
コロール島からスピードボートで約30分で到着。ボートから降りて橋を渡る手前にあるオレンジ色の消毒液をかけられてから、いざ入場(写真提供:桜井一正氏)
ジェリーフィッシュレイクまではやや急な山道(岩場)を歩きます。片道約10分程度で、石の階段を上り、下ると湖が見えてきます。(写真提供:桜井一正氏)
さあ、クラゲを見にレッツゴー(^O^)/ (写真提供:桜井一正氏)
奥の方まで行くと、かなりのクラゲが見れるそうですが、この後のダイビングがあるので体力温存のため私は中間あたりまでにしました。
ジェリーフィッシュレイクには、タコクラゲとミズクラゲの2種類が生息していて、いわゆるゴールデンジェリーフィッシュと言われているのは、タコクラゲの方。外洋にいるタコクラゲは毒性があるが、閉鎖された湖の空間にいる間に外敵がいないために、その毒性が失われたと考えられていて、毒のある触手が退化したため、クラゲたちに覆われてもまったく人体に害はないそうです。
ジェリーフィッシュレイクに入るためにはパラオで発行される許可証が必要です(100$10日間有効。ツアー代は別)
シュノーケリングをしながら漂うクラゲとたわむれて、幻想的な空間を満喫でき、とても楽しいひとときでした。